2010年11月21日日曜日

これからやっていきたいこと(その1)

もっと、一人の人が垂直に業務に関われる仕組みで仕事を回してみたい。

たとえば商品を作る人が自分で製品を売ることができたり、逆に販売担当が製品を作ってみたり、開発してみたりとか、できる限り職能の垣根が無いやり方で仕事をやれるような会社を目指したい。

組織は自己中心的な部分があり、たとえば会社を構成する部や課に所属するにいる人にとって最小の投資で最大の成果を求めますが、その組織での最適の方法を選択していても、組織全体で見ると必ずしも良い選択をとっているとは限らない場合があります。

1組織で最大の成果を生むやり方を、各組織で単体で行った場合、それをすべてトータルで見た場合には、1+1=2にはならず、1とか場合によっては0になることをを経済学の用語で「合成の誤謬」というそうです。

まさしく同じような状況を何度も目の当りにしました。

たとえば、販売だけなら販売のみ専念して、逆に製造であれば製造のみに、それぞれの立場で部分最適を図ってしまう場合が多々あり、実際に会社にとって一番良い選択というのは選ばれていなかった現場をみたことがあります。

個人がもっといろんな組織が見えるようになれば、そういうことは解消するんではないか、ということで、個人がなるべくいろんな業務に携わり部分最適でなく、全体最適を考えることができる組織にしたい。

もう一つは、仕事の全体に関わることによって、自分のやっていることがどの様に役に立っているのか、感じることができる組織の形にしたい。(これはまた上の問題とは違う部分でやってみたいことです。)

ただ、どんな仕事でも専門性が求められるので、ゼネラリストとスペシャリストのバランスをどの程度、個人が取れるかが問題になってきます。

個人がベースになる専門性を持ちながら、どの程度ゼネラリストになれるのか、どのような問題が出てくるのか明らかにするため、まずは自分が実験台になりながら日々考え、模索しているところです。

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