週刊こどもニュースの池上彰さんの著書です。
めっちゃわかりやすくて、このわかりやすさにビックリ!
理解しやすく噛み砕く天才だと思います。
これはわかりやすい!と思ったのは、たとえば金利の話。
日銀は銀行に貸し付けるお金の金利の上げ下げで景気をコントロールしているとよく耳にしますが、上げたら景気の過熱を抑えて、下げたら景気を上げる役割を果たしています。
じゃあ、なんで金利の上げ下げで景気が左右されるのか?という説明で、池上さんは金利のことを「消費の我慢料」だと説明されています。
例えばいま、手元に自由に使えるお金がいくらかあったとします。
これで、いま欲しい商品を買うか、それとも来年まで待つか。
買うのを来年まで待って、銀行に預けておけば利子がつきますが、これが自分への「消費の我慢料」だというのです。
我慢料が高ければ、買い物を我慢してお金を預けておこう、という人が増えるのでそれが消費を抑える力になります。
逆に利子が低いと、待っていても利子が大してつかないから、欲しいものを買ってしまおうということになります。
つまり、理論的には金利だけで景気を操作できてしまうと。
うーん、わかりやすい。
ちなみに今、日銀の金利にあたる公定歩合は、年0.3%。
過去の最高利率を調べたところ、僕の生まれた日1980年3月19日に設定された年9%。
下げて下げて、もう下がらないくらいの金利設定になっているということですね。
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