2008年9月15日月曜日

竜馬がゆく(残り37冊)

竜馬がゆく、面白いです。
ちょうど、NHKの大河ドラマで「篤姫」が放送されていますが、
それは幕府側からの幕末の視点が描かれており、逆にこちらの本は
幕府反対勢力側(薩摩、長州、土州)の視点から描かれています。

両方見ていますが、それぞれ視点が違えば考えにこんなにも違いが
でるんだな~とつくづく思いました。

竜馬がゆく(六)
著 者:司馬遼太郎
出版社:幻冬舎
出版日:2007年7月30日

「長州がかわいそうではないか」
と叫ぶようにいった。当夜の竜馬の発言は、ほとんどこの一言しかない。
あとは、西郷を射すように見つめたまま、沈黙したからである。
奇妙といっていい。
これで薩長連合は成立した。
歴史は回転し、時勢はこの夜を境に倒幕段階に入った。
事の成るならぬは、それを言う人間による、ということを、この若者に
よって筆者は考えようとした。

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