2008年9月11日木曜日

ウェブ進化論(残り39冊)

40冊宣言からだいぶ遅くなったけど読み終わってやっとアップできます。
読書後、心に残った文章です。

ウェブ進化論~本当の大変化はこれから始まる~
著 者:梅田望夫
出版社:筑摩書房
出版日2006年2月10日

グーグルに勤める著者の友人の言葉、
「世界政府というものが仮にあるとして、そこで開発しなければいけないはずの
システムは 全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣のミッションなんだよね。」

グーグルのミッション「増殖する地球上の膨大な情報をすべて整理しつくす。」

日本の場合、インフラは世界一になったが、インターネットの善悪でいえば「悪」、
清濁では「濁」 可能性よりは危険のほうばかりに目を向ける。
この傾向は、特に日本のエスタブリッシュメント層に顕著である。「インターネット」
は自らの存在を脅かすもの」という深層心理が働いているのかもしれない。

産業革命よりも重要な転換
英国で興って他国へとコピーされた最初の2つの革命(産業革命と鉄道革命)は、
経済の筋肉系を供給した。
情報革命は、筋肉もエネルギーも供給しない。供給するのは神経系である。
筋肉=機関、エネルギー=石炭、石油、電力、神経系=ネットワーク
長期的に見れば、これは産業革命よりももっと深く、もっと重要な転機である。

インターネットの可能性の本質
子供の頃に「1億人から1円ずつもらえたら1億円になるなぁ」なんて夢を思い描いた
人は多いのでは ないだろうか。
労力・コストが大きいから、リアル世界では非現実的な夢想に過ぎなかった。
わずかな金やわずかな時間の断片といった無に近いものを、無限大に限りなく近い
対象から、ゼロに限りなく近いコストで収集できたらどうなるか。
ここに、インターネットの可能性の本質がある。


なかのひと



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