2008年10月23日木曜日

富山プロダクトデザインコンペティション2008




午後、会社休んで富山デザインコンペティション2008に行ってきました。
http://dw.toyamadesign.jp/DW2008/compe2008.html

公開審査で有名な方が集まって審査していたのですが、こういうふうに
コンペの受賞が決まるんだなーと面白かったです。

デザイン性は当然必要なのですが、そこに楽しさや実際に商品化する場合の
加工方法、コストの試算などデザイン以外でも、本当に商品化する場合はどう
なの?という視点から評価されていました。

コンペの結果、2枚目の写真の「Tate Otama」がグランプリに選ばれました。
鍋とか食卓に並べると、結構お玉の置く位置に困りませんか?
このお玉、立つんですよ。

立った時のデザインもきれいで、いいプロダクトでした。

その後、「60vision」などいろんなプロジェクトを起して、最近話題に
なっているナガオカケンメイ氏の公演を聞いてきました。
http://www.d-department.jp/

ナガオカさんのお話だったかな?話を聞いてドキッとしたのが、作っていいものと
作っちゃいけないものがある、という話でした。
大量生産、消費、廃棄のサイクルに入るものは、倫理的に作っちゃいけない。
という内容でしたが、すでにデザインに携わる人はもう言い切っているところが
ありました。

作り手である製造業側はそれに気付きつつも、言い切れないところがある気がします。
自分のビジネスを否定するかもしれないから。

だけど、それにしっかり真正面から取り組んだ企業が、21世紀残っていくんだと強く
思いました。

ほんと難しい問題ですけど、これはちゃんと作り手側が考えていかないと。

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