著者が友人の大学時代の教授ということで、紹介してもらった本です。
博報堂の役員で、数々の著名な広告(CM)やブランディングを担当している方
とのことでした。
プロとしてのアイディアとは思いつきではなく、生み出すための方法論がある、
という点が自分にとって新鮮で、興味深く読ませてもらいました。
プロフェッショナルアイディア。
著 者:小沢正光
発行社:株式会社インプレスジャパン
出版日:2007年3月11日
3回3ラウンド。
紙に書く、整理する、壁に貼る。
プロとしてのアイディは思いつきではないからだ。
ばらつきが出るのは、ただやみくもに考えているからだ。
特定の手法にのっとって、きちんとした手順を踏み、意図的にアイディア
を”開発”していけば、つねに一定のレベル以上のものを生み出すことが
できるようになる。
アイディアとはゼロから生み出すものと考えている人がいるが、それは
大きな間違いだ。すべてのアイディアは、しょせんはアリモノの引用に
すぎない。
クリエイティビティには遊び心が欠かせず、遊び心をもつためには気持ちに
余裕が必要だ。
アイディア開発は、努力したら努力した分だけ、力がつくというものでは
ない。努力と進歩は比例しない。進歩はつねに階段状だ。
努力をつづけていれば、ある瞬間に、文字通りステップを上ったかのよう
なレベルアップを遂げることができる。
プロとして一人前になるいちばんの近道は、やはりプロの足跡に学ぶことだ。
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