2008年12月7日日曜日

一勝九敗(残り10冊)

大学卒業後に実家の紳士服販売の家業を継ぎ、やがてカジュアル
ウェアのトップ企業「ユニクロ」を作った柳井社長の20年以上の
足跡を自身でこの本に綴っています。

実は一度読み終って、人にあげてしまった本だったのですが、
どうしてももう一度読みたくなり、再購入した本です。

SPA形式は自分の夢です。
なので、本書は自分にとってバイブル的な本になります。

一勝九敗
著 者:柳井正
発行所:新潮文庫
発行日:平成18年4月1日

会社というのは、人にとっての家庭と同じように日常生活の一部
なので、いつの間にか「会社に勤める」のが当たり前になり、会社
がそこにあることを前提に「惰性」で仕事をするようになる。
自分は何のために会社で仕事をしているのかという原点を忘れてしまう。
そうならないためにも明確な理念が必要なのだ。

スピードがない限り、商売をやって成功することはない。
だから、ぼくは失敗するのであれば、できるだけ早く失敗するほうが
良いと思う。
早く気づいて、失敗したということのひとつひとつを自身で実感する。
そこが一番大事。

当社のある程度の成功も、一直線に、それも短期に成功したように
思っている人が多いのだが、実態はたぶん一勝九敗程度である。
この失敗に蓋をするのではなく、財産ととらえて次に生かすのである。

計画したら必ず実行するということ。
経営者本人が主体者として実行しない限り、商売も経営もない。
商売や経営で本当に成功しようと思えば、失敗しても実行する。
まためげずに実行する。これ以外にない。

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