2008年12月29日月曜日

ウェブ人間論(残り2冊)

ウェブ進化論の著者、梅田望夫さんの著書です。

芥川賞受賞の平野さんとの対談形式の本なのですが、本書と比較した場合
やっぱりウェブ進化論のほうが新鮮な驚きがあったかというか、近い内容
の話になっているので、先にウェブ進化論を読んだ人にとってはいまいち
かも知れないです。

でも、ウェブの未来に対する梅田さんの考え方って、納得できるところ
ばかりで、かつ楽天的で希望が持てていいんだよな。
この人の著書のファンです。

ウェブ人間論
著 者:梅田望夫、平野啓一郎
発行社:新潮新書
発行日:2006年12月20日

既存の産業の在り方を技術で変えるには、狂気が必要です。
アップルが音楽の世界を変え、アマゾンが本の世界を変え、グーグルが
情報や広告の世界を変えようとしているのは、実は驚くべきことで、
そういうことができる人や企業が出てくるところって、今のところ
アメリカにしかないんです。

個人にとって、ネットはとんでもない能力を持った道具です。
能力の増幅器でもあるから、個人の能力の差異が限りなく増幅される
という側面ももう一方である。
ものすごく積極的に利用するひとはどこまでも行けるんだけど、怠け癖
がついてて勉強する気がなく、積極的に人間関係を作らない態度である
年齢まで来ちゃった人は、ネットの可能性を全然活用できないから、
同世代の人たちとの差がものすごく広がる。

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