2008年12月31日水曜日

ビジネスマンのための「解決力」養成講座(40冊読破)

4か月40冊計画、最後の本です。

最後の本ということで、カーネギーの「道はひらける」を読もうと
思ってたんですが、時間が足りず比較的短時間に読める新書を選び
ました。

「道はひらける」はまた別途時間をかけて読みたいと思います。

ビジネスマンのための「解決力」養成講座
著 者:小宮一慶
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2008年6月15日

多くの問題の中から、何を問題とするのか?
その問題の中でも、さらに何に対する対応を優先させるのかの優先順位
をつける。

ロジカルツリーの作り方
1.UDEをポストイットのようなカードに書き出す。
2.原因(下)と結果(上)の関係になるよう、貼っていく。
3.ネガティブ・ループが現れるまで続けて、根本問題を見つける。
4.根本問題だと思ったものをさらに深めて、本当の根本問題を特定する
5.根本問題はひとつとは限らない。

結論を出すためには、「どの情報が足りないか」「何を仮定とするか」
をきれいに分けること

問題解決とは、限られた資源と情報のなかで、失敗確率を最大限下げる
ために行うもの。

最後は直感!

ビジネスマンの「解決力」と学校の勉強のいちばんの違い、あるいは個人
の仕事とチームの仕事の一番の違いが、ここ「人を動かす」ということ

価格の下限はコストから決まり、価格の上限はお客さまからの見た価値

ビジネスマンのための「読書力」養成講座(残り1冊)

読書にも目的にあわせて読み方があるみたいです。
筆者は読書の方法を以下5つに分けています。

1.速読
求める情報を探すために、要点を素早く把握するための読み方。

2.通読レベル1
最初から最後までふつうに読む読み方。

3.通読レベル2
最初から最後まで、論点を整理し、考えながら読んでいく読み方。

4.熟読
注や参考文献を参照しながら、きっちり理解するために読む読み方。

5.重読
生き方などに関する座右の書として、何度も繰り返し読む読み方。

この本を読んで、今までの読み方を振り返ることができました。
4か月で40冊という目標を立てたとき、今までのペースではとても
追いつけないと思っていました。

その時に参考にした読書に対する考え方は、とある本に書いてあった
のですが、

・どんな本でも重要な部分と、そうでない部分がある。
・重要な部分とそうでない部分の割合は、ざくっと2対8の法則で分けられる。
・自然と2の部分には目が留まるので、その部分を重点的に読む。
・それ以外は流して読んでいく。

時間が足りないので、基本は上記の考え方で読み進めました。
その読み方は、本書で説明する「速読」または「通読レベル1」に近い
読み方だったと思います。

そういう読み方は確かに重要な部分や気になっている単語はひっかかって
くるのですが、全体を通して本に書いてあることが理解できたかというと
実はあまり理解できていなかったみたいです。

来年はもう少し読書数を減らす予定なので、知識本やビジネス書系の著書
については「通読レベル2」や「熟読」で読んで、論理的思考力のレベルを
上げていきたいと思います。

ビジネスマンのための「読書力」養成講座
著 者:小宮一慶
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発行日:2008年9月15日

たくさんの知識や情報を速読で得ていこうとお考えなら、まずは、その
分野の専門書を通読、あるいは熟読し、自分で解釈できるベースをしっかり
つくること

抽象的な概念を知ってわかったような気になるのではなく、具体的に理解
することが必要

自分よりも頭のよい方がかかれた本をじっくり読むことによって、著者
ほどのレベルにはなれないにしても、ゆっくりとなら追いつけるようになる。
著者のロジックに、完全とまではいけなくともなんとかついていけるように
なることが大切

熟読のまとめ
自分の専門分野や興味のある分野の本を、全部読まなくてもいいから
必要なところだけ、リファレンスを参照しながら読むのが、熟読です。

2008年12月29日月曜日

晴天のグラウンド


今日は久しぶりのいい天気でした。
ということで、帰省してきている2番目の弟とテニスへ。
最近ゴルフばっかやっているらしいので、かなりヘタになってたなぁ。

写真は富山のとあるグランドです。
富山のよさの一つとして、なんでも空間が広く取りやすいという
ところがあります。

家にしても、こういうグランドにしても、テニスコートにしても。
広い空間って人の心にも作用して、心にゆとりが生まれやすいと思います。
てか実感しているし。

リノベーション081229


FIX窓がわの壁ができて、本棚とテレビ台の形もできてきました。
塗装を除いた作業の進捗状況は60%といったところでしょうか。
だいぶ形になってきました。

今後は360cmの木窓が届くまでしばらく作業はお休みになります。
1月10日~15日あたりで作業再開する予定です。

それまでに日曜大工でもしていようかなー。
庭側のウッドデッキとか作ってたりして。

ウェブ人間論(残り2冊)

ウェブ進化論の著者、梅田望夫さんの著書です。

芥川賞受賞の平野さんとの対談形式の本なのですが、本書と比較した場合
やっぱりウェブ進化論のほうが新鮮な驚きがあったかというか、近い内容
の話になっているので、先にウェブ進化論を読んだ人にとってはいまいち
かも知れないです。

でも、ウェブの未来に対する梅田さんの考え方って、納得できるところ
ばかりで、かつ楽天的で希望が持てていいんだよな。
この人の著書のファンです。

ウェブ人間論
著 者:梅田望夫、平野啓一郎
発行社:新潮新書
発行日:2006年12月20日

既存の産業の在り方を技術で変えるには、狂気が必要です。
アップルが音楽の世界を変え、アマゾンが本の世界を変え、グーグルが
情報や広告の世界を変えようとしているのは、実は驚くべきことで、
そういうことができる人や企業が出てくるところって、今のところ
アメリカにしかないんです。

個人にとって、ネットはとんでもない能力を持った道具です。
能力の増幅器でもあるから、個人の能力の差異が限りなく増幅される
という側面ももう一方である。
ものすごく積極的に利用するひとはどこまでも行けるんだけど、怠け癖
がついてて勉強する気がなく、積極的に人間関係を作らない態度である
年齢まで来ちゃった人は、ネットの可能性を全然活用できないから、
同世代の人たちとの差がものすごく広がる。

ほんとうの環境問題(残り3冊)

おそらく地球環境問題で一番、議論の的になっているのがCO2増加による気温
上昇でしょう。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によると、地球の平均地上気温は1990年
から2100年までの間に1.4~5.8℃上昇すると予測されています。
その結果、海面の上昇は0.09~0.88mの範囲で上昇すると想定されています。

温度上昇した結果、何が本当に問題になるのか。
たとえば、海面上昇について考えてみても、最大0.88cm上昇したとしても
満潮時と干潮時の水位の差にもならない。

温暖化のデメリットとして、生態系の破壊、特に目にするのがホッキョクグマ
の居住地域がなくなる結果の絶滅が心配されていますが、地球は温暖化と寒冷化
を繰り返してきた中で、なぜ絶滅していないのか、一方的なメッセージによって
実は思考を単一化させられていないか、筆者は読者に問いかけています。

ホッキョクグマが小さい氷の上に乗っている写真をみて「深く考えさせられる。」
と言っている人は本当は何を深く考えているんだろう。と

気になって、IPCCの報告書を読んでみました。
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipcc_tar/spm/spm.htm

この中にでさえ、全て温暖化の結果、マイナスのことだけ書かれていて
プラスのことについては全く触れられていません。
確かに自然に考えると、温度が上がった結果、作物の栽培可能北限が上がって
食糧の増産や森林地帯の北限の上昇も考えられるのに。

この本を読んでわからなくなったことが多いです。
何が本当のことなんだろう。

ほんとうの環境問題
著 者:養老孟志、池田清彦
発行社:株式会社新潮社
発行日:2008年3月15日

いまから一万年前には、地球上には人間は推定で100万~500万人しかいなかった。
基本的に何も科学技術もない状態で、人間が自然の生態系のなかで他の生物と競争
しながら生きていく数としては、それぐらいが妥当な数だったのだろう。

人は現状をもとに保守的に対応を考えてしまう。
外来種排除にしてもそうだけれども、現状を維持するのが一番いいことだという
ふうに思ってしまう。
けれども、その、維持しようとしている現状も、100年前や200年前と比べれば
全然違うのだ、ということには思いが至らない。
世の中は変わる。そのなかでベストな方法を考える必要がある。
そのためには原理主義的にならないで、バランスを考えてやっていかなくてはならない。

実際問題として、石油があと四〇年後ぐらいでなくなるのなら、一〇〇年後の温度
なんか計算したってしょうがないのである。

「ほんとうの問題」を知らされていないという意味で、日本国民は不幸だと思う。
京都議定書を守ることが正義だと思って勘違いしている人がとても多いのだから。

2008年12月28日日曜日

すべては一杯のコーヒーから(残り4冊)

すべては一杯のコーヒーから
著 者:松田公太
発行社:株式会社新潮社
発行日:平成17年4月1日

人は成長するための努力を止めてはならない。
成長するのを止めたとき、つまり現状に甘んじた瞬間から、衰退が始まって
いるからだ。
どんなに物事が思い通りに進んでいようとも、その状況が永遠に続くことなど
有り得ない。
常に先を見据えて、備え、行動を起こしておく必要がある。

2008年12月27日土曜日

ブルーオーシャン戦略(残り5冊)

さすが名著です。
しばらく経ったらまた読み返したいと思います。

それぞれの業界にて、シェア争いや売上などの血みどろの戦いを繰り広げて
いる既存の市場を「レッドオーシャン」と名づけ、その対極として未開拓で
だれも手をつけたことのない新しい市場を「ブルーオーシャン」と本書では
呼んでいます。

企業はシェア争いや売上規模の争いを行い、その利益を高めようとしますが、
それはどんどん血みどろの戦いとなって、結果として利益を少なくしている。
それを打破するには、新たな市場を自ら創るしかありません。

日本で比較的身近にブルーオーシャンを創造した企業は、「QBハウス」
という理容業界の企業と説明してあります。
よく駅の中にある1000円カットのお店ですが、見たことあるでしょうか。

成熟産業である、理容業界で従来の慣行を問いなおし、顧客へのサービス
として増やすべきもの、取り除くべきもの、新たに付け加えるもの、
減らすべきもの、を整理し新たな顧客層を取り込んだ見本となる企業です。

増やすべきもの: 待ち時間、カット時間の短縮、1000円カット
取り除くべきもの: おしゃべり、シャンプー、マッサージ
新たに付け加えるもの: シャンプーをなくすエアウォッシャー
減らすべきもの: スタッフの数

このようなブルーオーシャンを作り出すにはどのような手法で臨めばいいのか、
具体例を交えて説明してあります。

ブルーオーシャン戦略
著 者:W・チャン・キム、レネ・モボルニョ
発行社:株式会社ランダムハウス講談社
発行日:2005年6月22日

①代替財や代替サービスを提供する業界に目を向ける
②さまざまな戦略グループを見渡す
③従来とは異なる買い手グループに目を向ける
④補完財や保管サービスを見渡す
⑤機能志向あるいは感性志向を問い直す
⑥時間軸を長くする

Q1.業界常識として製品やサービスに備わっている要素のうち、取り除くべき
ものは何か。
Q2.業界標準と比べて、思い切り減らすべき要素は何か。
Q3.業界標準と比べて大胆に増やすべき要素は何か
Q4.業界でこれまで提供されていない、今後付け加えるべき要素は何か

感性志向から徹底した機能志向への転換

偉大なアイディアは、天賦の才能から生まれるというよりは、現場に足を運び
競争の土俵を問い直すというプロセスを通してもたらされる

組織面のハードル
第一のハードルは、従業員たちに戦略変更の必要性にいかに目覚めてもらうか
第二のハードルは経営資源の不足
第三のハードルは従業員の士気
第四のハードルは社内政治である

非重点領域がどこにあるかを見つけ出して、そこから経営資源を引き上げるのも
リーダーの仕事である

2008年12月24日水曜日

リノベーション081224




クリスマスイブですね。
そんな日にも引き続き、リノベーション続いています。

今日帰って見てみたら、東側の窓の上部にFIX型の窓ガラスが入ってました。
すっきりしていて理想通りでした。
目の前に桜の木があるので、春が楽しみです。

ここの一枚目の写真の右上の部分です。
http://blog-ryosuke.blogspot.com/2008/09/080909.html

その他にも中央部の梁に補強用の鉄骨が入りました。
内側の壁もコンパネが少しずつ貼られて、ちょっと部屋っぽくなって きました。

目に異物が刺さってました

月曜日から目が痛いな~と思ってたんですが、昨日の夜に目が痛くなり
すぎて、今朝早く眼科病院にいってきました。

診察してもらったら、目に異物が刺さっていますって言われ
「えっ!どうすればいいんですか?」って聞いたら、医者からあっさり、
「ほじくります。」って言われました。

目薬での麻酔後、処置室に連れてかれました。

処置室には顔面固定される器具があって、そこに顎を乗せてと言われ
たんですが、「怖すぎて乗せれません」って言ってたら、看護婦さん
呼ばれてきて、頭をがっちり押さえつけられました。

なんてことするんだ・・・
すっげー怖かった・・・

あんまり痛くないんだけど、金属の耳かきの鋭いやつで目ん玉をぐりぐりと。
「動くと危ないですよ~。」って言われても・・・
はー、今考えただけで力が萎える。

1分くらいで終わったんですが、最近体験したなかで一番怖い出来事だった。
後で鏡でみたら、黒目の部分にちょっとした穴が開いてました。

おかげ様で忘れられないクリスマスイブになりました。
なんてクリスマスプレゼントだ。

2008年12月23日火曜日

栂池高原


今年初めてボード行ってきました!

まだまだ雪が山頂部分しか積もっていなく、あんまり長い距離は滑れ
なかったのですが、それでも初ボードはやっぱり気持ちよかったです。

山頂で95cm、駐車場近くは見ての通りほとんど積もっていません。
今年は暖冬なんですかね。

2008年12月22日月曜日

結局どうすりゃコストは下がるんですか?(残り6冊)

前の会社の友人が著者と対談する6人のうちの1人として執筆に
加わっている本です。

設備調達系のコンサルタントをしているとは聞いていたのですが
本を書くくらいに頑張っているとは知らなかった。
俺ももっと頑張らないといけないな。

結局どうすりゃコストは下がるんですか?
著 者:坂口孝則
発行社:日刊工業新聞社
発行日:2008年11月25日

官を批判するときに、官が民の鏡であることに気づく人はなかなかいません。

原料段階の15.3兆円が、末端では80.3兆円になる。
中間マージン、輸送費、加工費(付加価値付け)によって生産者(輸入生鮮品ふくむ)
には19%しか渡っていない。

結局、コストを安くしても、それが現場の方の評価にダイレクトに結びつかないので、
インセンティブが働かない。

コスト低減、インセンティブ・モチベーションアップの仕組みによって創られる。

富山のテニス室内選手権



県のテニス室内選手権を見てきました。

富山のアマチュアトップクラスの試合です。
さすがに凄いです。
決勝に残ったのは二人ともまだ高校生。

球の威力と安定性がぜんぜん違う。
試合やったら何もさせてもらえないだろうなー。

2008年12月20日土曜日

リーマン恐慌(残り7冊)

リーマン恐慌
著 者:岩崎日出俊
発行所:廣済堂あかつき株式会社
発行日:2008年12月9日

投資銀行の本源的業務は、第一に国家や企業の資金調達の相談に乗ることだ。
アドバイス(助言)を提供することからアドバイザリービジネス(助言提供業務)
ともいわれている。

第二の本源的業務は、アドバイスを提供するだけでなく、公債、社債、株式を
引き受けることによって実際に資金を用立てることだ。
アドバイスと引受け。これが投資銀行の本源的業務である。

この危機は第二次世界大戦以降、最も深刻なものに発展するだろう。
(マイロン・ショールズ ノーベル経済学賞受賞)

概略的な歴史の教科書に従えば、16世紀がスペイン、17世紀がオランダ、18世紀
がフランス、19世紀がイギリス、そして20世紀がアメリカの時代だったことが
わかるだろう。

2007年、日本と新興国の経常黒字合計は、1兆600億ドル。対してアメリカとEU
の経常赤字合計は、9400億ドル。日本と新興国の経常黒字合計のうち89%を、
アメリカとEUは借金して穴を埋めたということだ。
経常収支の黒字国は細くなった吸い込み口に合わせて輸出を減らすべく、国内の
生産量を落とすしかない。
世界を同時不況が襲う理由がここにある。

世界経済史は一つの法則を教えてくれている。
経済の発展は多くの場合、初めはモノ作りで繁栄が生まれ、その後に金融が重き
をなすようになり、経済が金融主体となるころに、その国(その地域)の経済は
ピークを迎えて次第に衰退していく。

2008年12月17日水曜日

リノベーション081217


床材の下地が貼られました。
あと、中央にあった柱がはずされました。

柱はどうしても無くしたいため、上部の梁に補強として
鉄骨?みたいなのを入れることになりました。

下には断熱材が引いてあり、以前と比較してだいぶ
部屋が温かくなるそうです。

2008年12月16日火曜日

「1秒!」で財務諸表を読む方法(残り8冊)

8冊目まで1週間近くかかってしまった。
やっぱり油断するとやばいな。

今回は純粋に財務諸表の勉強のため本を読みました。
よくニュースに出てくる割には意味が分からない単語が多いと
思いませんか?

自己資本比率とか、ROA、ROEとか。

ってことで読んでみました。
教科書みたいな本でなく、もう少し身近な事例を交えて説明してあるので、
比較的読みやすいです。

「1秒!」で財務諸表を読む方法
著 者:小宮一慶
発行所:東洋経済新聞社
発行日:2008年2月7日

◎流動負債
1年以内に返済義務のある負債

◎流動比率
流動資産÷流動負債

◎自己資本比率
資産をまかなっている(つまり会社経営に使っている)資金のうち、
返済する必要のない資金の比率
自己資本比率=純資産(資本)÷資産
一般論では、資産を多く使う会社では20%、商社など流動資産を多く
使う会社は15%が最低条件。
どんな会社でも10%以下は資本が少なすぎる。

◎手元流動性
(現預金+すぐに売れる有価証券等)÷ 月商
中小企業で1.5ヵ月程度、大企業で1ヶ月程度は最低必要

◎ROA(資産利益率)
利益÷資産

◎ROE(自己資本利益率)
純利益÷自己資本
純利益とは、税金を支払ったあとの利益
自己資本が大きく、純利益が少ない会社は買収対象になりやすい。
純利益が少ないということは、それだけ株価が低迷しやすいため。

◎子会社と関連会社の違い
⇒子会社の場合
 損益計算書や貸借対照表で、親子間の取引を相殺した上で、各勘定科目
 をすべて合算させる
⇒関連会社
 出資比率にあわせての純利益を営業外収益に計上

◎債務超過
負債の総額が資産の総額を超える状態。
資産をすべて売却しても、負債を返済しきれない状態のことを指す。

2008年12月15日月曜日

リノベーション081215







ついに部屋のリノベーション工事、スタートしました。
まずは、高校時代に使っていた部屋をこわし始めました。

どうしても部屋にテレビを入れたくて、自分でテレビの配線をしようと
思い、屋根裏へいくルートを教えてくれ、とお願いしても教えてくれなかった
親にイラッとして、天井を破壊して屋根裏に侵入し配線した思い出の部屋。

しかも配線中に天井裏にいたのがバレて、屋根裏にいるときに
降りてらっしゃい!って言われ、後でこっぴどく怒られた部屋。

他にもいろんな思い出がつまった部屋です。

今おもえば何であんなことしたんだろう。

とにかくリノベーション、スタートしました!
1月中旬予定の完成まで、随時ブログにUPしていきたいと思います。

2008年12月14日日曜日

X'mas近くの結婚パーティ




前の会社の同期が結婚しました。
失礼ながら正直、おんなじ事業部の同期のなかでは、かなり婚期が遅く
なりそうなメンバーの一人だと思っていたのですが、なんと二番乗り。

それだけお互いに理想の人に巡り合えたってことですねー。
パーティの最中でも写真のLoveくらいLoveLoveでした。
あ、もうこの表現古いかな。。

うりさん、すみえさんご結婚おめでとうございます。
メタぼに気をつけて末永くお幸せに!
もう飲み屋のあとにコンビニ弁当買っちゃだめよ。

2008年12月13日土曜日

海辺の忘年会


忘年会シーズン真っ盛りですね。
去年の今頃は毎日のように飲んでた気がする。

さて、昨日は会社の忘年会で氷見の宿に泊まりがけで飲んできました。
宿の目の前は海で、朝には海の向こうに立山連峰が見えました。

今日は友人の結婚パーティで東京に向かいます。
到着は16時くらいかな。
なつかしいメンバーに会えるので楽しみです。

2008年12月10日水曜日

本質を見抜く力(残り9冊)

スクール楽しかったー!
夜に汗流すの気持ちいい!
また来週のテニスが待ち遠しいです。

さて、本書はタイトルそのままで特に環境、食糧、エネルギーについて
焦点を絞って、いまどのようなことが起きていてその本質は何なのかと
著者の対談形式でまとめてあります。

どちらかというと、温暖化は一概に悪くないとか、一般に思われている
事柄と違った方面で議論が進んでいきます。
物事を違った方面からデータや過去の事例などで、多面的にみていくので
一方通行の考えにならずに考えさせられる本でした。

京都議定書は議長国としてイニシアティブをとっていくところで、
日本ははめられたとか、諸外国の目的は実は排出権取引で日本にお金を
ださせるのが目的だったとか、ん?ってなる話も多いです。

京都議定書が本当に排出権取引が目的だったとして、日本がはめられた
として国益が損なわれていても、このはめられ方はいいと思う。
著者はくやしそうに本書で語っていますが、これっていいと思うんだよな。

少なくとも、日本は国益だけでなく全体最適を考えて動いていたはずで、
その結果はめられたとしても、世界中探してもどこの国がそういう国益に
反した動きができるか。

日本のかなり大きな弱点だと思うけど、そのお人よしなお国柄はいいとこ
でもあると思う。全部が全部、すべて自分の利益だけ考えていってたら
それで世界がぐちゃぐちゃになってしまうでしょ。

そんな日本好きです。

って感じで読みながら考えることができるので、もしよかったら読んでみて
ください。なかなか面白いですよ。

本質を見抜く力
著 者:養老孟司、竹村公太郎
発行所:PHP新書
発行日:2008年9月30日

何かをやりとげようと思ったら、敵をつくらないことです。
味方は少なくてもいいのですが、敵を作るとその敵に対応するエネルギーが
必要になり、前向きな自分のやりたいことへのエネルギーを消耗させてしまいます。

以前は情報が限られていて、たとえば完了しか情報をもっていないということが
あって、新聞には正しい情報を伝えるという大事な任務が負わされていた。
しかし、いまは情報がそこらへんに転がっている。そうすると、新聞の仕事も情報
を伝えるというより、読者を喜ばすための情報をつくるという方向に変わったのでは
ないかと思います。

霞が関の役人がどこの産業分野にロイヤリティをもっているかということは、
個別省庁の天下り先を見ればわかります。
農水省のエリートは農家に天下ることはない。ですから農水行政をやっている人の
ロイヤリティは農家にはない。

2008年12月7日日曜日

積雪10cmくらい


最近は寒くなったらまた暖かくなったりと、よく分からない気候だったのですが、
ついに雪が積もりました。

朝起きたら庭が真っ白でした。
なんかこの感覚なつかしかったー。

積雪は10cmくらいかな。
おかげで、テニスの予定が無くなり、近くのスタバでひたすら本読んでました。
あーテニスしたいっ!

水曜日のテニススクールが待ち遠しいです。

一勝九敗(残り10冊)

大学卒業後に実家の紳士服販売の家業を継ぎ、やがてカジュアル
ウェアのトップ企業「ユニクロ」を作った柳井社長の20年以上の
足跡を自身でこの本に綴っています。

実は一度読み終って、人にあげてしまった本だったのですが、
どうしてももう一度読みたくなり、再購入した本です。

SPA形式は自分の夢です。
なので、本書は自分にとってバイブル的な本になります。

一勝九敗
著 者:柳井正
発行所:新潮文庫
発行日:平成18年4月1日

会社というのは、人にとっての家庭と同じように日常生活の一部
なので、いつの間にか「会社に勤める」のが当たり前になり、会社
がそこにあることを前提に「惰性」で仕事をするようになる。
自分は何のために会社で仕事をしているのかという原点を忘れてしまう。
そうならないためにも明確な理念が必要なのだ。

スピードがない限り、商売をやって成功することはない。
だから、ぼくは失敗するのであれば、できるだけ早く失敗するほうが
良いと思う。
早く気づいて、失敗したということのひとつひとつを自身で実感する。
そこが一番大事。

当社のある程度の成功も、一直線に、それも短期に成功したように
思っている人が多いのだが、実態はたぶん一勝九敗程度である。
この失敗に蓋をするのではなく、財産ととらえて次に生かすのである。

計画したら必ず実行するということ。
経営者本人が主体者として実行しない限り、商売も経営もない。
商売や経営で本当に成功しようと思えば、失敗しても実行する。
まためげずに実行する。これ以外にない。

「壁を超える」技術(残り11冊)

「壁を超える」技術
発行人:近藤勝義
発行所:日経BP社
発行日:2008年12月1日

金融危機が一段落し、新秩序を構築しようとすれば、改めて米国を
軸に考えざるを得ない。
技術革新や企業家精神などを促して富を創造するモデルが、自由で
開かれた市場経済であると信じる限り、である。

日本の男性社員が、これまで「家族との時間」を奪われてきたのだと感じる。
これは一種の人権侵害であり、男性の育児参加は妻の就業支援という
意味だけでなく、男性の権利という視点で捉え直すべきだと思う。

2008年12月5日金曜日

続ける力(残り12冊)

やばーい!間に合わない!!
とりあえず、読み続けます。

続ける力
著者: 伊藤真
発行所:株式会社幻冬舎
発行日:2008年3月30日

モチベーションの維持とは、正確には、「モチベーションを上げること」
というより、「モチベーションの下げ幅をできるだけ小さくとどめること」

リスクの小さいほうを選ぶという生き方ができないなら、
「うまくいったときに、よりわくわくするほうはどちらか」で選ぶ

2008年12月3日水曜日

夜空のにっこりマーク


この写真、よく見たらにっこりマークに見えませんか?
これは12月1日、会社から帰るときに「やたら明るい星がくっついてるなー」
と思って何気なく撮影したものです。

そしたら後でこんな記事がでてました。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/astronomy/

写っているのは、どうやら月と木星と金星らしいです。

1997年--世界を変えた金融危機(残り13冊)

覚えていますか?
1997年のアジア発の金融危機を。
当時、僕は高校生でしたがやたらニュースで騒がれていたのを
覚えています。

本書は1997年を振り返り、このときの金融危機は何が原因で何を
発端として発生した危機だったのか、その時世界はどのように動いて
どのように対処し、さらなる危機の発生を止めたのか。

年月を経ることで、当時何が起きていたかを様々なデータから検証し、
どうやって全世界に波及せず、アジアで止めることができたのか説明
しています。

1997年--世界を変えた金融危機
著者: 竹森俊平
発行所:朝日新聞出版
発行日:2007年10月30日

97年、98年における経済の転覆につながる「不確実性」をもたらした
ものは、外国のヘッジファンドでもなければ、為替投資家でもない。
それは内なるもの、日本的な組織の闇である。

「住専問題」の場合には、救済したいのは「住専」ではなく、農林系統
金融機関だった。「住専問題」は「わかりにくい」と当時言われていたが
、実のところこれほど「わかりやすい」話はない。
「わかりにくい」のは、わかられると困る政治家が説明をわざと「わかり
にくく」していたからである。

日本の場合、一番恐れるべき「不確実性」は、凶暴な国際資本の力ではなく
内なるものである。
外部からの統制、監督が不十分で、自己の論理だけで生き残る組織の闇を
解消することがなくては経済の安定はない。

2008年12月1日月曜日

レモンの木081201




今日の最低気温は1℃でした。
もう少しで雪が積もります。
ってことで、レモンの木に雪囲いをすることにしました。
あわせて収穫もしました。

温暖なところにいそうな植物なので、さすがに裸で富山の冬は厳しいでしょう。
まわりに巻いたものは「コモ」っていうもので、藁で編んだものらしいです。
ホームセンターで300円くらいでした。

来年の3月くらいに雪が融けると思うので、その時にコモを外してまた撮影
し、ブログでUPしたいと思います。

それまで元気でいろよー!

旭山動物園の奇跡(残り14冊)

従来の動物園の展示方法である、珍しい動物がいてそれを見せるという
やり方が、現在の多様な娯楽施設に負け、動物園が衰退していく中、どう
変えれば旭山動物園に人が来てくれるようになるか、経緯が描かれています。

この動物園を見たのは、確かかなり前のズームインだった気が
するのですが、その当時かなり驚いたのを覚えています。

初めてテレビで見た時は、すでにペンギンの水中ドームや、白熊のプール
など人気スポットができていて、人が来たくなる動物園だと理解できたの
ですが、その形になるまでの考え、想い、苦労はわかりませんでした。

この本はそこに至るまでの何十年が描かれてます。
やっぱり成功する組織って、ビジョナリーカンパニーの考え方して
いるんだよなー。

旭山動物園の奇跡
発行者:片桐松樹
発行所:株式会社扶桑社
出版日:2008年6月30日

私たちの考える理想の動物園は、動物が幸せに暮らせて、それを
見ているお客さんも幸せになれる施設。
そして、私たち人間が動物への恩返しとして、彼らが地球から
絶滅しないようにするための働きをする施設というものでした。

わたしの持論は「努力は報われないかもしれない。しかし、努力しな
ければ、絶対に何も生まれない。」ということ。

廃園の危機に立ち向かっていた私が思うのは、「どんなものでも、
社会が必要とするもの、意味のあるものはなくならない。」

2008年11月28日金曜日

うさぎのその後


2か月ほど前に二上山の頂上で出会ったこのうさぎ。
その後どうなったんだろう。

人懐っこかったので、おそらく昔は飼われていたと思うんだけど
その辺の草とか食べてたんで、結構野生化していた・・・
雪も降ったし、どこかに穴でも掘って冬眠しているんでしょうか。

近頃ちょっと気になる存在です。

2008年11月26日水曜日

稲盛和夫の実学(残り15冊)

これは読みやすくて面白かった。
自分のなかで、最近の一番ヒットの本です。
2000年に文庫化され、今年までに29刷まで増刷されている
ということが面白い本であることの何よりの証拠です。

本書は京セラの社長として長年ひっぱってこられた稲盛和夫さんの
経営哲学をまぜた会計の本です。

会計は、外部から経営状態を把握するための資料を作るということと
同時に内部からの会社の現状把握するための資料を作るという役割を
もっています。

外部向けの資料は、一定のルールがありそのルールに則ることで、他社との
比較が可能になるためそれを崩すことはできないけれども、内部向けの資料
としては、もっと現実に即したものを作る必要があり、それを活用してより
良い経営を目指していこうと、具体例を交え解説してあります。

稲盛和夫の実学
著 者:稲盛和夫
発行所:日経ビジネス人文庫
出版日:2000年11月7日

会計上常識とされている考え方や慣行をすぐに当てはめるのではなく、改めて
何が本質であるのかを問い、会計の原理原則に立ち戻って判断しなければならない。

結局、目標数値を決め、みんなのやる気をそれに向かって燃えさせる、という
のが経営者のもっとも大事な仕事だということなのです。

すべての経営判断は「人間として何が正しいか」という原理原則にもとづいて
行うべきものと確信している。

2008年11月24日月曜日

弟の結婚式


大阪いってきました!
高校まで一緒に生活してきた弟が結婚するのは、親では無いんだけれど
けっこう感慨深いものです。
同時に家族が一人増えました。

二人とも富山ではなく大阪で生活をスタートします。
年末やお盆に帰ってきたときに、また呑めるのが楽しみです。

IDEA HACKS!(残り16冊)

結婚式に向かうため、大阪までバスで向かったのですが
行き帰り、ひたすら本を読んでました。
つかれた~。

IDEA HACKS!
著 者:原尻淳一、小山龍介
発行所:東洋経済新報社
出版日:2006年7月27日

記憶とは物語に埋め込む作業だ

現場を見る。足で稼ぐ、そして新しい発見をする。

プレゼンの成否をわけるのは内容ではなく、ボイストーンだ

類義語を調べることでアイデアが広がるだけでなく、輪郭線が明確になる
http://ruigo.jp/

「パレートの法則」の比率を世の中の平均比率と仮定して、自分の仕事を
見直し、それ以上の業務パフォーマンスができるように、意識を高めていく。

経営のルール(残り17冊)

同じシリーズで「営業のルール」って本があります。
本当に基本的なことが書いてある本なんだけど、日々の業務の中で意外と
忘れがちなことが多く記載されていて、退職時に引継ぎした後輩の営業へ
贈ったくらい良い本です。

最近の本の選び方は、

①雑誌の書評を参考にする
②ブログやメーリングリストを参考にする
http://yo-shi.cocolog-nifty.com/honyomi/
http://www.mag2.com/m/0000135008.html
③CDのように書店にて直感でジャケット買い
④読んでよかった本の同シリーズもしくは同著者の本

というチョイスをしているのですが、今回は④で買った本です。
本を書くくらい成功している経営者の方は、書いてあることにも共通点が
多いです。

経営のルール
著 者:石野誠一
発行所:明日香出版
出版日:2007年11月15日

2代目や3代目の経営者は、本当に勉強熱心な方が多いが、知識が増えてその
知識に押しつぶされようとしている方を見うけることがある。
もっと大切なことは「活用の技術」である。

会社の中のすべての組織が、「売る!」ということに向かっている会社が強い会社
になれるのである。

「アイディアはアクションから」という言葉がある。
座しているばかりでは、見えないことも、動くことによって見えてくる。

「友情とはバランス・シートだ。お互いにバランスがとれていない人間関係は
長続きしない」(石原慎太郎)

潔きは悲惨を伴う。この原則は、がまんが足りずに、いさぎよい行動に出るのを
戒めている。がまんすべきときには歯をくいしばってがまんし、変わるべきとき
には勇敢に転身する。

2008年11月23日日曜日

明日は

4つ下の弟の結婚式です。
兄弟4人いますが、初めての兄弟結婚式です。
完全に人生のすごろく抜かされてしまいました。。

親族みんなでバスに乗って大阪行きです。
写真撮ったらまたブログにのっけます。

追伸・・

11月中旬に山登りすると言ってましたが、雪が降ってしまった
ため、さすがに登山は厳しそうです。
富山の山はもう真っ白です。

ってことで、来年の春以降に山登り始めようと思います。

2008年11月21日金曜日

日本の統治構造(残り18冊)

やっと読み終わったこの本。
感覚的に日本の政治はどうしようもなくやばいのでは?!という気持ちから
購入に至った本です。

政治の問題は報道にて常日頃、問題点が浮き彫りにされていますが、
現在の日本の統治方法である議員内閣制はどのように生まれ、どのように政党
は生まれたのか、官僚や議会の存在意義を見つめなおし、どうすればこの国の
政治は正しく機能するのか、本書は説いています。

日本の統治構造
著者:飯尾 潤
発行所:中公新書
出版日:2007年7月25日

政党政治家を内閣の主体と考えず、省庁の代表者が集まって内閣を構成すると
いう認識が、戦後日本の独特な議員内閣制を生み出していることがわかってくる。
これを官僚の代理人が集まる内閣という意味で「官僚内閣制」と呼ぶ。

政権の主体として補助者たる官僚を使いこなす大臣ではなく、官僚のお膳立て
に乗って、いわれるままに行動する大臣が出現するのも不思議ではない。
そうでなくても多くの大臣は、議院内閣制における権限委任関係を忘れ、任命
されたとたんに、所轄省庁の代表者として振る舞うことが多くなる。

日本政治において、もっとも基底的な問題は、この政権交代可能な民主制は
どうすれば可能かである。

要望を集約して、政策のかたちに変換する政党独自の機能は、弱かったといわ
ざるを得ない。社会に根を張り、その多様な要求や意見を集約して、体系化して
いく政党、そうした政党が望まれている。

2008年11月18日火曜日

緑と黄色の葉っぱ




イチョウの葉っぱもまっきっきです。

ついに富山ではみぞれが積もりだしました。
たぶん明日には溶けていると思いますが、だいぶ寒いです。

2008年11月16日日曜日

21世紀美術館 in 金沢



金沢の中心街にある21世紀美術館に行ってきました。
高岡は富山の西側にあり、車で1時間くらいで金沢中心街に行けるのです。
意外と近いんですよー。

上の写真は美術館の中にあるタレルの部屋で、同じ日に撮った昼と夜の
空の写真です。

この部屋にいるとなんか不思議な気分になります。

中井さん、全く一緒ですいません。。

ワーキングプア~日本を蝕む病~(残り19冊)

これほんと?
って言いたくなるくらい、貧しい生活をしている人が日本にいるらしい。
老若男女、都市や地方を問わず働く意欲があるのに働けない人がいるらしい。

この本は、若者のホームレス化、地方の状況、中小企業の疲弊、年金問題に
さらされる老人など、それぞれ取材を通じて厳しい現実を報告しているんですが、
正直、僕の周りにはそういう人はいない、と思う。

それとも、いないように見えるだけで実際は思った以上の方がこういった
苦難の状況を過ごしているのか・・
誰しも生活保護を受けていると自ら言う人は少ないだろう。

とくに人の顔が見える地方ではなおさらその傾向が強くなると思う。

考えさせられたのが、日本の法律である生存権に記されている、
「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
という法に則って、生活保護という制度があるのですが、その保護を受ける
条件として、

1.家や土地、店などの資産を持たないこと
2.親族からの扶養が不可能であること

という条件があるらしいです。
つまり、生活に困ったらある程度、裕福な親族から助けてもらえということ
らしいのですが、地方によっては近親者に迷惑をかけることを嫌うあまり
保護されるより、死を選んでしまう方もいらっしゃるようです。

20代、30代の働き盛りの僕らからすると、今の時代なんでも働こうと
思えばなんとでもなるでしょ?!という思いがあるけれど、実際には少数でも
こういった現実を仕方なく受け入れている人がいる、という事実を頭ごなしに
否定せず、受け止めておく必要があるかもしれません。

この本読むとかなりへこみます。
ブログにUPするかどうか迷いました、がUPしときます。

ワーキングプア~日本を蝕む病~
著者:NHKスペシャル「ワーキングプア」取材班
発行所:株式会社ポプラ社
出版日:2007年6月11日

個人の責任としてだけではなく社会の責任としてこの問題をどのように考え、
対策を講じていこうとするのか、あるいは今の社会のあり方をよしとするのか、
新たな社会の構築をめざしていくのか、その選択は私たち一人一人の決断に
かかっていると強く思う。

兼六園 in 金沢


15日(土)、金沢に遊びに行ってきました!
日本三名園のひとつ、兼六園が夜間ライトアップされていると聞き、
見にいってきました。

昼間の兼六園は何度か見たことがあったのですが、夜の兼六園は
また一味違います。

池の面積が大きい庭なので、ライトアップされた松やモミジが
湖面に映り込み、幻想的な風景が広がっていました。

普段の兼六園は日中しか入場できないので、もし行かれる方は
気をつけてください。

http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

2008年11月13日木曜日

昼休み




最近めっきり寒くなりましたね。

こっちは朝になるともう白い息が出るくらいの温度になってきました
晴れた日の昼は、ひなたぼっこできるくらい気温も高くなるのですが。

今日は晴天だったため、会社の中庭に実っている柿を一つもらって
地面の上で本読みながらカブりついてました。

うーん。なんか野性的かつリッチな気分。

超訳「資本論」(残り20冊)

うーん、この本は難しかった・・・
マルクスの「資本論」を著者がわかりやすく解説しているのですが
それでも難しかった。

一応、すべて読みましたが、残念ながら頭の中に残った文章は
まったくありませんでした。

やっと20冊読み終わりました。
残り1か月半、20冊頑張ります。

超訳「資本論」
著者:的場昭弘
発行所:祥伝社
出版日:2008年5月1日

2008年11月10日月曜日

おすすめブログ

このブログお勧めです。
たくさん本を出版されている方のブログなのですが、面白い。
たまにネットサーフィンに飽きたとき見ています。

中途半端なアナリストよりよほど本質を突いている気がします。

http://www.randdmanagement.com/index.htm

このブログはイタリア行く前にgoogleでいろいろと調べていた
時に見つけました。

1か月行って向こうの空気を吸ってきましたが、これもあの国の
本質を突いていると思います。

http://www.randdmanagement.com/c_econom/ec_116.htm

ビッグプロジェクト~その成功と失敗の研究~(残り21冊)

奈良の大仏、姫路城、黒四ダム、東海道新幹線。
古代から現代に至るまで、科学技術と人類の英知を結集して成功を収めた
ビッグプロジェクトには、いずれも共通の要因があった。

そして、「もんじゅ」や「チャレンジャー」の事故のように、重大な失敗
が起きた場合にも・・・。自らも「核融合研究」というビッグプロジェクト
を率いてきた二人の科学者が描く、「科学と人間と社会」の物語。

という本です。

この本に描いてあるプロジェクトの1つ、富山にある黒四ダムの
プロジェクトは完成までに作業員が殉職者として170人以上も
亡くなられたそうです。

それでも諦めずやり遂げたプロジェクトはどのように遂行された
のか興味があり、本書を読んでみることにしました。

ビッグプロジェクト~その成功と失敗の研究~
著 者:飯吉厚夫、村岡克紀
発行所:新潮新書
出版日:2008年5月20日

大事業成功の「必須の条件」として、次の三つが共通していることに
気づきました。
一、時代の要請が強いこと
二、リーダーに高い志と気概があること
三、ものづくりの技術陣のレベルが高いこと

満々たる水をたたえる黒部湖。
毎秒10立方メートルの水が「観光放水」されて、観客の目を楽しま
せています。
(余談ながら、その水を発電に用いれば、毎日1000万円分の電力
を生むことになるそうです!)

ほとんどのビッグプロジェクトは、目的を達成するまでの段階で、
多くの不確定要素に遭遇します。それをどう克服するかには、高度
に科学的ないし技術的な判断が必要です。すなわち、ここでは一般
の行政組織のように、「規則に則って間違いなくやる」のとは
違ったリーダーシップが必要なわけです。

2008年11月8日土曜日

出張とゴルフ


金曜、土曜と新潟へ出張いってきました!

取引のある顧客(照明施設とか建材とか販売している会社)の工場
見学会があり、本当は父が行く予定でしたが、「お前行ってこい!」
と言われ行ってきました。

やっぱり大手の工場はぜんぜん違う。
活気もあるし、若い人がたくさんいるし、ほんとうらやましい。
だいぶ道のりは遠いですが、こんな工場を目指したいです。
先ずは商品開発かなー。

金曜は新潟の旅館に宿泊して、翌日はその会社の人とうちのような
会社の人たちと一緒に10人くらいでゴルフへ。

ゴルフは相変わらず全然うまくならない。
センスないのかな・・
スコアは129でした。

ただ、最も飛ばした人に贈られるドラコン賞Getしました。
たまたまクリーンヒットした今日一番のショットがドラコン対象のホール
に出たので、あれはほんとラッキーショットでした。

前の会社で営業やってた頃に先輩方に教えてもらったゴルフが生きてます。
おかげ様で社外の方と交流を深めるゴルフもできるようになりました。
ありがとうございます。感謝してます。
辞める時にもらった、パターも帽子も服も全部使わせてもらってますよー。

帰りは東三条から北陸本線で高岡へ。
駅弁食べたくなって、富山名産のマス寿司買って列車の中で食べながら
帰りました。
マス寿司、たまに食べるとうまいんだよなー。

2008年11月7日金曜日

富山県の山(残り22冊)

富山県の山
著 者:佐伯郁夫
発行所:山と渓谷社
出版日:2004年3月10日

山に富むと書いて、逆にしたら富山になります。
その名の通り富山県は山が多い県です。
ってことで今度、山登りしてきます。

この本読んだのは登山の事前学習です。
登れる山が県内に60もあるそうです。

こっちの人だったらわかると思いますが、イオックス・アローザがある
医王山に登ろうと計画中です。
たぶん11月中頃行ってきます。

登ったらブログで報告します。

2008年11月5日水曜日

日本の優秀企業研究(残り23冊)

先日ブログで紹介した、ビジョナリーカンパニーという本がありますが、
この内容は日本版ビジョナリーカンパニーでした。

特定の条件に絞って、優秀な企業とそうでない企業を選び、その違いは何から
生まれているのかを調べ、本書で報告しています。

日本企業に絞って書いてあるので、ビジョナリーカンパニーよりは読みやすい
気がします。

日本の優秀企業研究
著 者:新原浩朗
発行所:日経ビジネス文庫
出版日:2006年6月1日

米国では雇用の流動性が高いのは事実であり、会社は成果の不十分な社員を
解雇して、面接の結果能力の高い人間であればその人を雇う。
つまり、社員は社内で競争しているだけでなく、社外とも競争させられている。
だからこそそれに耐え抜いて生涯務め抜いた人間は誇りをもっている。
「結果的終身雇用」による経営者の選抜である。

企業が常に存続の危機にあることを社内で顕在化させる文化があるかないかは、
優秀な企業とそうでない企業の大きな分かれ目となるのである。

筆者は、企業文化は二つの条件を満たしていなければならないと考える。
第一の条件は、企業文化の指し示す従業員の行動目標と経営者あるいは企業の目標
とが同化していなければならないということである。
第二の条件は、ここの従業員がある事態に直面したとき、その企業文化に従えば
経営者と同一方面での判断を自らの判断で容易にできるものでなければならない
というものである。

コーポレートガバナンスの要諦は、「制度」ではなく、「使命感」である。

優秀企業の企業像とはいかなるものか、筆者なりの結論をひと言で言えば
「自分たちが分かる事業を、やたら広げずに、愚直に、真面目に自分たちの頭で
きちんと考え抜き、情熱をもって取り組んでいる企業」

2008年11月3日月曜日

能登釣り紀行





翌日は釣りへ。
歩いてすぐ近くの箱江って入り江でイカダ釣りをしてきました。
いつもの小物ではなく、大物狙ってたんですけど全然釣れずじまい。

本命どころか、ヒトデとか海ケムシとか釣れる始末でした。
海ケムシは気持ち悪すぎてお見せできません。

でもイカダで海に浮かんでいるだけで気持ちよかったなー。

海大好きです。

下の写真は釣ったイカではなく、夕食のとき捌いてもらったイカです。
こんなのが釣れたら楽しいんだけどな。

能登グルメ紀行




「食事がおいしいから能登へいこうよ!」

って親に誘われて旅行行ってきました。
正直、初めはあんまり行く気になれなかったのですが、
行ってよかった!

海の幸がやばい。
うますぎる!

すべて地のもので、焼きガニ、焼きアワビ、焼きホタテ、焼き牡蠣
本気でうまーでした。

その他にも、アオリイカが生きたまま出てきてそれを捌いて
くれたり、久しぶりに豪華な飯を食べました。

東京の人が来たらここに連れて行ってあげたいなー。

2008年11月1日土曜日

お気に入りの場所





今日は釣りをしながら、サブプライムの本を読んでました。
コーヒーを魔法瓶に入れて、マイカップを持って砂浜で読書。
気持ちよくて、最近一番好きな場所です。

今日はちょっと波が高く、魚は3匹しか釣れませんでした。
そろそろ季節が外れてきているのかな。

サブプライム後に何が起きているのか(残り24冊)

前にブログで紹介したサブプライム問題とは何か、の続編になります。
出版は2008年4月のため、主に2月頃の情勢を交えてその後の状況を書いています。
おそらく今とはまた違うはずです。

著者がブログを書いているので、その後の状況はこちらのほうが詳しいと思われます。

http://www.doblog.com/weblog/myblog/17202

あと本日、欧州、米に続いて日銀も協調利下げに踏み切りました。
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200811010082.html

サブプライム後に何が起きているのか
著 者:春山昇華
発行所:宝島社新書
出版日:2008年4月24日

◎格付け会社は証券会社に依頼されて格付けしていた。

格付け会社は、格付けに必要なインプットデータを、依頼者である
証券会社からもらっていた。
そして格付けを付与することで、依頼した証券会社から報酬をもらう。
お金をくれる相手に厳しい評価を下すことは、誰にとっても難しい。
こうした関係性から、「トリプルA」は証券化商品に大盤振る舞いされたのだろう。

◎不良債権の処理方法

解決方法はすでに決まっている。
長短金利差を拡大させて、金利差によって得られる利益を金融機関に与えることだ。
そのためには、短期金利(FFレート)を大幅に引き下げることが重要だ。
おそらくITバブル崩壊後の低金利時代のFF金利1%と同じかそれ以下、
つまりゼロ金利まで下げる必要があるだろう。

◎日本経済のピーク

日本経済のピークは1988年ととらえている。
1人あたりの国民所得の世界順位のピークは93年だった。
労働人口(15歳~65歳)のピークは96年で、総人口のピークは2004年だった。
これらの指標は、日本の緩やかな衰退を裏付けている。

◎日本が国際競争力を失わない手段

過去の日本の製造業が保持していた競争力を失わないためには、
手段はもはや2つしかない。
ひとつは、徹底した効率化によるトータルでのコストで競争力を向上させること。
もうひとつは、まったく他者が追随できないような製品を提供することである。
前者の道を究めたのがトヨタなら、後者の道を開拓したのが任天堂だ。

◎著者の思い

日本が復活し成長するには、社会を引っ張るリスク・テイク族を増やさなければ
いけない。
失敗を恐れず、何度でもチャレンジすることを後押しする社会になるべきなのだ。
かつて経済大国と呼ばれた日本。
再び日出づる国として世界に羽ばたくために、私もチャレンジを続けていきたい。

2008年10月31日金曜日

レモンの木081031





月末ですね。
昔いた会社の月末処理を思い出します。。

秋も深まり、もうそろそろ冬の気配も出てきました。
季節の移り変わりに伴い、落ち葉とかたくさん落ちていますが、
なぜか季節感のないレモンの木が・・・

この木、先日植樹したとブログに書いた木なのですが、
今朝見たらなぜか花が咲いているんですよ。
なぜ??

最近、近くで焚き火をしたのですが、それが暑くて季節を勘違い
したのかな?

はじめから付いていた実はだんだん黄色くなってきました。
もうすこしで収穫です。

一番下の写真はレモンの木の近くにあるカリンの木です。
実がたくさん実っています。

実がなる木ってうれしいですよね。
見ているだけでテンションあがります。

2008年10月30日木曜日

経済ってそういうことだったのか会議(残り25冊)

やばい、読書のペースが落ちてきた。
残り2か月で、25冊読破できるかな・・
心配になってきた。

この本、対話形式になっていて読みやすかったです。
ちょこっと出版は古いけど、通貨は一つではだめなの?とか
根本的なところに踏み込んでいて、面白かったです。

経済ってそういうことだったのか会議
著者: 佐藤雅彦、竹中平蔵
発行: 日本経済新聞出版社
発行日:2002年9月1日

不況なんか気にするな。不況があるからこそ、悪い企業は潰れていき、
良い企業だけ残るんだ。だから資本主義は進歩するんだ。

本当は我々の社会や政治の中には、今のものを壊す仕組みというのを
必ず持っておかなきゃいけないんですね。
ところが、日本の今のシステムには、それがないどころか、逆に壊すまい
とする非常に強固な仕組みがあります。

日本が生きる道というのはプロフェッショナリズムを一人一人が身につけて
いくことしかない。

いい意味で国をあてにしないこと。

テニススクール081028

テニススクール行ってきました。
やっぱりテニスは楽しい!
周りのレベルも高くてやりがいがあります。

気づいたこと。

オープンスタンスの重心の位置が違っていた。
右足ではなく、体の真ん中が理想。

スプリットステップが遅い。
ボールに足がついていっていない。

2008年10月25日土曜日

金沢サロン081024

有限会社 nendoのサトウオオキさんの講演を聞くために、
アーキラボmou建築設計の中井さんと一緒に金沢美術工芸大学へ
行ってきました。

有限会社nendo
http://www.nendo.jp/profile/

建築とかプロダクトとかこだわらずに、いろんなデザインをされていて、
自由な発想を持った楽しい方でした。

デザイン界ではかなり著名な方らしいのですが、授業みたく先生と
生徒くらいの距離感で話してもらえるのがいい感じだったなー。

あ、中井さんですが、僕の部屋のリノベーションをいろいろと設計
していただいている方です。
http://www2.plala.or.jp/mou-/

全然更新していませんが、リノベーションは立ち消えになっていないですよー。
今のところ、1月下旬か2月くらいには出来上がる予定です。

今までのお仕事を見るとわかるんですが、作られた部屋の中にある、
透明感のある空間がすごく好きで、設計をお願いしています。
僕の部屋もこういう雰囲気になるんじゃないかなと思っています。

中井さん、いろいろと注文や難題が多く、お手数をおかけしますが
これからもよろしくお願いします!

2008年10月23日木曜日

富山プロダクトデザインコンペティション2008




午後、会社休んで富山デザインコンペティション2008に行ってきました。
http://dw.toyamadesign.jp/DW2008/compe2008.html

公開審査で有名な方が集まって審査していたのですが、こういうふうに
コンペの受賞が決まるんだなーと面白かったです。

デザイン性は当然必要なのですが、そこに楽しさや実際に商品化する場合の
加工方法、コストの試算などデザイン以外でも、本当に商品化する場合はどう
なの?という視点から評価されていました。

コンペの結果、2枚目の写真の「Tate Otama」がグランプリに選ばれました。
鍋とか食卓に並べると、結構お玉の置く位置に困りませんか?
このお玉、立つんですよ。

立った時のデザインもきれいで、いいプロダクトでした。

その後、「60vision」などいろんなプロジェクトを起して、最近話題に
なっているナガオカケンメイ氏の公演を聞いてきました。
http://www.d-department.jp/

ナガオカさんのお話だったかな?話を聞いてドキッとしたのが、作っていいものと
作っちゃいけないものがある、という話でした。
大量生産、消費、廃棄のサイクルに入るものは、倫理的に作っちゃいけない。
という内容でしたが、すでにデザインに携わる人はもう言い切っているところが
ありました。

作り手である製造業側はそれに気付きつつも、言い切れないところがある気がします。
自分のビジネスを否定するかもしれないから。

だけど、それにしっかり真正面から取り組んだ企業が、21世紀残っていくんだと強く
思いました。

ほんと難しい問題ですけど、これはちゃんと作り手側が考えていかないと。

2008年10月22日水曜日

サブプライム問題とはなにか(残り26冊)

サブプライム、今この言葉を聞かない日は無いくらいに世間を
騒がせている単語です。

ただ、よく聞く割には自分は何が起きているのか理解できていませんでした。
せいぜい、アメリカの住宅バブルが破裂した、というレベルでしか
理解できていませんでした。

最近、家で両親と一緒にニュースに突っ込みを入れることが多いのですが、
突っ込みをいれるにしても、ある程度ものごとを知っていないと、しったか
になってしまうので、この本を読んでみることにしました。

以下に、自分の勉強を兼ねて、サブプライムとは何か簡単に説明します。

サブプライム問題とは何か ~アメリカ帝国の終焉~
著 者:春山昇華
発行所:宝島社新書
出版日:2007年11月24日

まず、サブプライム問題を理解する上で、大切な単語がいくつかあります。
この単語を交えながら、簡単に説明したいと思います。

サブ プライム
住宅バブル
証券化
モラル

サブプライムを単語に分解して、yahoo辞書を引いたところ、

sub = 「下」「下位」「やや」. ▼時に「副…」「…補」の意となる
prime = もっとも重要な, 主要な;もっとも適切な;卓越

という意味が出てきます。
つまりサブプライムとは、優良より下位に位置するという意味になるの
ですが、これを金融の世界に当てはめると、非優良顧客という意味になります。

金融にとっての非優良顧客とは、お金の回収見込みがない、または少ない
人にあたります。

この非優良顧客に対しての融資を行い、それが回収できなくなって焦げ付いて
いることがサブプライム問題なのですが、なぜこの層に金融機関(銀行)が
お金を貸したのか?

近年、金融工学が飛躍的に進歩し、何でも証券化することができるように
なりました。
複雑な計算式を用いて、リスクを数値化する技術が上がったためです。

これにより、銀行が顧客から集めた住宅ローンを、証券会社と組んで証券化し
多数の投資家に販売することが可能になりました。

これまでのやり方は、銀行が預金者などから資金を集めて、銀行自身のリスク
として貸出しを行ってきましたが、それが、債権を証券化したことにより一気に
ビジネスのやり方が変わったようです。

まず、証券化したことにより将来発生する貸し倒れリスクから逃れることが可能に
なりました。

貸し倒れリスクごと販売してしまうので、銀行自身がリスクを背負わない。
これにより一気に、貸出しのチェックが甘くなり誰でも貸せるようになりました。
何かあっても俺らに危害はないという考え方、貸出し側のモラルの崩壊です。

これによって、住宅バブルが促進される材料は揃いました。
このバブルに火をつけたのは何なのか?
それは、2000年のITバブル崩壊まで遡ります。

ITバブル崩壊により、株式市場より引き上げられた資金が大量に流れ込んだ
先は、アメリカの不動産だったようです。
さらに火に油を注いだように、ユーロ高ドル安が発生し、欧州の富裕層は競うように
アメリカの物件を購入します。

これにより、すこしづつ不動産が値上がりしていきます。
アメリカ人はこのままでは住宅が購入できなくなってしまう、またはチャンスと思い、
われ先にと住宅を購入していきました。
サブプライム層もサブプライムローンで簡単に資金調達ができるようになったので、
どんどん購入していきます。

そのため、2000年から2006年まで住宅の価値は2倍以上に膨れ上がりました。
住宅バブルの発生です。

2006年になり市場が冷静になったとき、住宅価格は暴落しました。
貸し出した時に担保となっていた住宅は、当時の評価額を大幅に下回り、債務者が
破産したときに、回収できなくなった資金の焦げ付きが発生しました。

焦げ付いた結果、投資家の資金は一斉に市場から引き上げ、世界各国の株価は
暴落しつづけています。

これがサブプライム問題です。

これに至るまでには、上に挙げた以外に多くの原因があるのですが、
簡単に説明するためにかなり省いている箇所があります。

もし気になった方がいれば、本書を手にとってみてください。
サブプライムにより、現実味を帯び始めたアメリカ覇権の移行予想が
大変興味深い内容です。

文章長くなりすいません。。

2008年10月20日月曜日

かのー結婚式





先日は友人の結婚式で東京に行ってきました。
写真の船で東京湾クルージング楽しませてもらいました。

豪華だったなー。
締めは打ち上げ花火だったし。

またまたいい結婚式でした。

2008年10月19日日曜日

竜馬がゆく(残り27冊)

竜馬がゆく、読み終わりました。

いい小説でした。
最後は半泣きになりながら読みました。
最近涙もろくなりました。

なぜ、竜馬は幕府を倒そうとしたのか。

当時は、天皇を主体として政権を立てるべきと考えていた勤王派と
それとは逆で、やはり政権担当能力は徳川幕府しかないと考える佐幕派
がありました。

竜馬は当初は単純な勤王派だったんですが、勝海舟やいろんな先見性の
ある人物と出会い、アメリカやイギリスなどの海外事情を聞いたことから、
違った意味で討幕を目指すようになりました。

当時、政治を担当できるのは能力ではなく世襲で決まり、身分が低い武士
は意見を言うことも、大名と話すこともできなかったそうです。

竜馬のいた土佐藩はさらに身分制度がすごくて、土着の武士である郷士と
徳川方に味方し、関ヶ原の功績により領地を与えられた側の武士である上士
との身分は同じ武士でも相当に差があったとあります。

そういう環境だったからか、身分制度に左右されず自分の能力と志によって、
国政に参加できる可能性のある、海外の議会制度に魅力を感じ、それを実現
させたい、それには幕府があっては実現できないという考えから、討幕を
現実的に考えるようになったようです。

あとは、諸外国に対しての幕府の弱腰な政策によって、日本が乗っ取られて
しまうことに危機感を強くもっていたようです。

なぜ、武力による政権交代でなく、実現の難しい無血革命である大政奉還
をめざしたのか。

諸事情あるみたいですが、一番の理由となったのは列強の存在だったようです。

幕府側にはフランス、薩長側にはイギリスがついていました。
戦争が起これば、それぞれは各国に金銭や武器など大量の支援を求めます。
勝ったほうはその支援の見返りとして、領地の要求や実質的な植民地とする
などの属国化が行われる恐れがあると竜馬は考えていました。

それをさせないためには、大政奉還しかないという強い思いがあったようです。

大政奉還を実現させた後、竜馬は暗殺されました。
この小説は最後、このように結んでいます。

天に意志がある。
としか、この若者の場合、思えない。
天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命
がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。
若者はその歴史の扉をその手で押し、そして未来へ押しあけた。

竜馬がゆく⑧
著 者:司馬遼太郎
発行所:文芸春秋
出版日:1998年10月10日

家康が乱世をおさめて300年の泰平の基礎を築いたのも、歴史への功績である。
いまその世襲政権をみずからの手で終息させ、即座にあたらしい歴史を打開する
とすれば、家康以上の大功であり、徳川家は二度にわたって歴史に貢献すること
になる。思うてもみられよ、古今東西、兵戦を用いずに乱をおこさず、ただ国
と民のためのみを思ってその政権を他に譲った例があったか。
そのかつてなかった例を日本においてひらく名誉を徳川家はもたれよ。

このふたりはただ二人だけの合作で歴史を回転した。
竜馬が企画し、慶喜が決めた。

おれは日本をうまれかららせたかっただけで、生まれ変わった日本で栄達する
つもりはない。
こうゆう心境でなければ大事業というものはできない。おれが平素そういう心境
でいたからこそ、一回の処士にすぎぬおれの意見を世の人々も傾聴してきてくれた。

2008年10月15日水曜日

テニススクール081015


初めてテニススクールへ行ってきました。
やっぱりプロコーチの練習は違います。

コーチに言われたこと。

ポジショニング
 雁行陣 VS 並行陣で雁行陣側の前衛の場合、後衛がストレート
 アタックをした際のポジションが違っていた。
 今さらながら、全くセンターケアをしてなかった。がっくし。

スイングの重要性
 インパクトの瞬間は1,000分の4秒、当たったと人間が認識できる
 のは、インパクトから100分の8秒。
 当たったと気づいた時には、すでにラケットからボールは離れている。
 実はインパクトよりもスイングが重要。ラケットを肩より引かない。

スイング中の視線
 できる限りインパクトすると予測される個所を見る。
 または見る努力をする。
 スイングスピードUP、安定性UPの効果あり。

あ、テニスとは関係ないけど、写真は二上山からみた富山の夕日です。

2008年10月13日月曜日

コスモス畑





夢の平スキー場という小さなゲレンデが富山にあります。
車で約40分くらいのところです。

秋になるとコスモスが満開になると聞いたので遊びに行ってきました。

ゲレンデいっぱいに花が一面に咲いていて、文字通り咲き乱れていました。

今日8分咲きくらいだったので、今週いっぱいがピークでしょうか。
行かれる方はお早めに。